参議院議員として国会で質問する姿からは、理路整然とした印象を受ける山添拓さん。一方、子どもの頃から列車を眺め、高校時代にはカメラを持って全国へ出かけたほどの鉄道好きでもあります。
家族についても、自身の体験を交えて語ってきました。母親と2人で暮らした時期があり、パートナーとは事実婚・別姓。ここでは、家族との関係や京都で過ごした子ども時代、学生時代、趣味、普段の人柄までたどります。
鉄道写真への熱中ぶりは長く、過去の紹介では年間5000枚を超えて撮影するとされていました。
- 忙しい時期にも鉄道写真など、自分の趣味を楽しむ時間を大切にしてきた。
- 小学生時代は一輪車、中学では陸上部で円盤投げ。幼い頃から鉄道を眺めて育った。
- 普段はひょうひょうとし、大事な場面では「正しい」と思うことをまっすぐ伝えるとパートナーが評した。
山添拓の家族構成
妻として紹介された大田朝子さんとパートナーシップ
2016年の公式パンフレットでは、プロフィール欄に「家族は妻」と記載されていました。同じパンフレットでは、大田朝子さんが「パートナー」として登場し、山添さんの普段の様子を語っています。
その後、2022年のインタビューで山添さん自身が説明したのは、パートナーとは法律婚ではなく事実婚で、姓も別々という関係でした。
戸籍上の法律婚だけを唯一の形とは考えておらず、家族やパートナーシップにはさまざまなあり方があってよいという考えも語っています。自身の家庭で親子の姓が異なっていた経験も、こうした話の中で明かしました。
2016年にパートナーとして紹介された大田朝子さんと、2022年に語ったパートナーについて、2022年のインタビューでは相手の氏名までは示していません。そのため、確認できる時点ごとの事実を分けて見るのが自然です。
母親と2人で暮らした時期
山添さんは、両親の離婚後、母親と2人で暮らしていたことを自ら明かしています。母親は離婚後に旧姓へ戻ったため、母と息子で姓も異なっていました。
母親と2人暮らしでした
出典:GQ JAPAN「日本共産党・山添拓さんに訊く。政治はLGBTQ+をめぐる状況をどう変えていけるのか?」(2022年6月30日)
親子で姓が違っていても、家族として暮らしてきた経験は変わりません。後年、夫婦別姓やさまざまなパートナーシップについて話す際にも、自分自身の家庭の話を具体例として挙げています。
母親は2018年5月の時点ですでに亡くなってから1年あまりが経っていました。本人の希望で葬儀や告別式を行わなかったため、山添さんにとって京都で開かれた追悼の場が、母について振り返って話す貴重な機会になりました。
母が亡くなって1年あまり。
出典:山添拓公式サイト「京都解放戦士の碑合祀追悼祭に参加」(2018年5月13日)
その日には、京都で活動する人たちだけでなく、母親の元同僚だった人からも声をかけられたと記しています。政治活動とは違う場所で、母が築いてきた人間関係に触れる一日でもありました。
父・悦男さんは2022年に応援へ
両親は離婚していましたが、父親とのつながりも確認できます。2022年6月の参院選事務所開きには、父・山添悦男さんが京都から参加したと報じられました。
山添さんは、家族が応援してくれることを素直に喜んでいました。悦男さんも、東京で息子が多くの人から支えられている様子を見て、頼もしく感じたという趣旨の言葉を残しています。
兄弟姉妹について
兄弟姉妹については、具体的な公表情報は確認されていません。本人が語っているのは、両親が離婚した後に母親と2人で暮らしたという家庭の状況です。
山添拓の実家と家族のルーツ
山添さんは1984年11月、京都府向日市で生まれ、その後は京都市内へ引っ越しました。幼い頃の暮らしを語るうえで欠かせないのが、家のすぐ近くを走っていた鉄道です。
当時住んでいたマンションからは、東海道本線の線路と広大な向日町操車場が見えました。窓の向こうを行き交う列車を毎日のように眺めていたといいます。
鉄道写真というと、大人になってから始めた趣味のようにも見えます。しかし山添さんの場合、列車は子どもの頃から日常の風景の中にありました。後にカメラを持って全国を回るようになる前から、鉄道への関心は生活のそばにあったことになります。
京都での子ども時代は鉄道だけではありません。小学生の頃は一輪車を乗り回して過ごし、中学校では陸上部に入り、円盤投げなどに取り組みました。
列車を眺める静かな時間と、一輪車や陸上で体を動かす時間。その両方があった少年時代でした。
山添拓の若い頃・学生時代
堀川高校では「おもしろい仲間」に囲まれた
高校は京都市立堀川高校の人間探究科へ進みました。本人が学校生活を振り返るとき、強く残っているのは学校名や成績だけではなく、そこで出会った仲間たちです。
自分らしさを磨くことができた
出典:山添拓公式サイト「プロフィール」(公開日記載なし)
公式プロフィールでは、その前に「おもしろい仲間に囲まれて」と記しています。後に座右の銘として掲げる「自分らしく」という言葉にもつながる、高校時代の思い出です。
高校時代からカメラを持って全国へ
鉄道への関心は、高校時代になると「眺める」だけではなく「撮る」趣味へ発展しました。朝日を浴びて走る寝台特急などを狙い、カメラを手に全国各地へ出かけるようになります。
2016年のパンフレットでは、年間5000枚を超える鉄道写真を撮るほどだったと紹介されています。政治家として知られるようになる前から、かなり本格的に続けていた趣味でした。
早朝の列車を撮るために時間を合わせ、天候を読み、撮影場所へ出向く。後年のブログにも、列車一本ごとに思い出を語れるほどの熱量が表れています。
大学で出会った仲間から受けた刺激
2003年に東京へ出た年は、イラク戦争が始まった年でした。世界で再び大規模な武力衝突が起きていることに疑問を感じていた頃、大学で社会問題について行動する先輩たちと出会います。
自分と近い世代が、疑問を感じたことについて声を上げ、仲間と一緒に社会へ働きかける。その姿は山添さんにとって新鮮だったと振り返っています。
学生自治会での活動や学生の企画にも参加しましたが、ここで人物像として印象的なのは、一人で考えて終わるのではなく、人と出会ったことが行動のきっかけになった点です。
療養所で聞いた話が将来を考えるきっかけに
大学時代には、ハンセン病療養所を訪れた経験もありました。そこで国家賠償訴訟に立ち上がった元患者から、親身になって接した弁護士の話を聞き、自分もそのような仕事をしたいと考えたと2016年のパンフレットで振り返っています。
制度や法律を知ることだけではなく、目の前の人とどう向き合うか。若い時期に出会った人の言葉が、自分の将来を考える材料になっていました。
2026年時点の参議院議員としての基本情報
山添拓さんは1984年11月20日生まれ、京都府向日市出身。早稲田大学法学部、同大学院法務研究科を経て弁護士となり、現在は参議院東京都選挙区選出の議員として活動しています。
この記事では政治的な立場の評価ではなく、母子家庭で育った時期、高校・大学時代、鉄道写真、登山、スキー、パートナーとの生活など、本人が公表している人物情報を中心に扱っています。幼い頃の家庭環境から、学生時代の過ごし方、現在まで続く鉄道写真やアウトドアの趣味へとつながる流れを見ることで、本人の生活面を時系列で追うことができます。鉄道写真、登山、スキーはいずれも現在の人物紹介につながる具体的な要素です。長く続く趣味でもあります。
事実婚のパートナー情報は公開範囲まで
パートナーとの関係については本人や公のプロフィールで確認できる内容を基準にし、氏名や職業など本人が広く公表していない情報は追加していません。
鉄道撮影についても、過去の線路横断問題と趣味としての撮影歴を分けて記載し、現在の人物像を一つの出来事だけで決めつけない構成にしています。
山添拓の趣味・好きなもの
2026年の公式プロフィールに掲載されている趣味は、登山、スキー、写真撮影(鉄道写真など)、駅そばめぐり。なかでも鉄道写真は、子どもの頃から長く続いている趣味です。
鉄道写真で苦戦した「急行はまなす」
2016年3月、北海道新幹線の開業を前に津軽海峡線の在来線列車が姿を消す時期には、自身のブログで寝台特急カシオペアや急行はまなすへの思いを書いています。
「撮り鉄」的に難関だったのは急行はまなす。
出典:山添拓公式サイト「北海道新幹線の光と影」(2016年3月23日)
青森と札幌を結んでいた列車で、走るのは夜遅くから早朝。津軽半島では霧が出ることも多く、朝日を浴びる姿を撮るのに苦労したそうです。田植え前の水田に列車が映る一枚については、自ら「ちょっと自信作」と紹介していました。
撮り鉄として向き合った線路横断の問題
長年続けてきた鉄道写真ですが、2020年11月には撮影中の行動が問題になりました。休日に埼玉県長瀞町で秩父鉄道を撮影した際、線路を横断したとして後に書類送検され、本人が2021年9月に経緯を説明して謝罪しています。
この件はその後不起訴となりました。2024年に鉄道撮影のマナーについて取材を受けた際には、自身の経験にも触れ、安全な運行を妨げず、ルールとマナーを守ることを前提に趣味を楽しむ姿勢を語っています。
「撮影させてもらっている」という立場
出典:弁護士JPニュース「迷惑系『撮り鉄』マナー対策、鳥取県で“独自ルール”制定 『鉄道愛好家として好意的な印象』山添拓議員も納得の中身とは」(2024年7月3日)
鉄道写真の魅力については、写真だけでなく、撮影のために各地へ出かけ、土地の景色や人、食べ物にも触れられることを挙げています。カメラ越しに列車を追うだけではなく、旅そのものを楽しむ趣味になっています。
登山・スキー・駅そばめぐりも好き
鉄道以外では登山とスキーも趣味です。駅そばめぐりも公式プロフィールに載っており、2016年のパンフレットでは好きな食べ物として駅そば、豆腐、アイスクリームが挙げられていました。
好きな本は吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』。尊敬する人には宮沢賢治を挙げています。鉄道、山、スキー、駅そば、本と、公式プロフィールだけでも仕事以外の好みがかなり具体的に見える人物です。
山添拓の性格・人柄と私生活
パートナーが語った普段の姿
2016年の公式パンフレットでは、大田朝子さんが山添さんの性格についてコメントしています。国会で見せる論理的な話し方とは少し違う、身近な人から見た様子が伝わる言葉です。
「正しい」と思うことをまっすぐぶつける人です。
出典:日本共産党東京都委員会「2016年3・4月号外 山添拓パンフレット」(2016年3・4月号外)
同じコメントでは、普段は「ひょうひょう」としているとも評されています。一方で、大事な場面になると臆せず、自分が正しいと思うことをためらわず伝える人だと紹介されました。
忙しくても趣味と家族旅行の時間を大切に
大田さんは、山添さんについて忙しくても趣味を楽しむ時間を大事にするとも話していました。鉄道写真を長く続けてきたこととも重なる日常の姿です。
2人で旅行するだけでなく、お互いの家族ともよく旅行へ行くとも紹介されています。仕事一辺倒というより、自分の好きなことや家族と過ごす時間を生活の中に残してきました。
鉄道を撮るため早朝から出かける、高校時代には全国へ撮影に行く、山やスキーも楽しむ。プロフィールに「趣味」と一言で書かれている内容にも、それぞれ長く続けてきた具体的な時間があります。
座右の銘は「自分らしく」
公式プロフィールに掲げる座右の銘は、「自分らしく」です。高校時代についても、仲間に囲まれて「自分らしさ」を磨いたと振り返っています。
家族について語るときも、一つの形だけを正解とはしていません。自分自身が母親と別姓で暮らした経験があり、2022年にはパートナーとの事実婚・別姓も公にしました。
本人公式YouTubeの2022年の動画でも、「誰もが自分らしく、人間らしく生きられる社会へ」という言葉を掲げています。プロフィールの座右の銘と、本人が外へ向けて語る言葉が重なる部分です。
山添拓氏の「本人の言葉」から素顔を見る
家族や学生時代、趣味、価値観などについて、 本人が実際に語った言葉から、 人物像をさらに詳しく見ていきます。
朝ドラ『虎に翼』に見入る
NHKの朝ドラ『虎に翼』に、思わず見入ってしまう。
山添氏は2024年の寄稿で、NHK連続テレビ小説『虎に翼』を思わず見入ってしまう作品として挙げています。
雪深い場所まで鉄道写真を撮りに行く
このような雪が深いところへわざわざ写真を撮りにいくほどの物好きです。
山添氏は宗谷本線の珍しい列車を撮るため、雪深い場所まで出かけるほど鉄道写真が好きだと自嘲気味に語っています。
海外視察で感じた体力の消耗
この時期に慣れない暑さとエアコンの効いた室内のギャップのせいか、結構体力を消耗します。
山添氏はカンボジアでのODA調査中、現地の暑さと冷房の効いた室内を行き来するだけでも体力を消耗すると、率直な体感を書いています。
- プロフィール 運営主体:山添拓公式サイト/確認内容:出生地、学校、学生時代、趣味、好きな本、尊敬する人物、座右の銘、2026年の役職。
- 山添拓(やまぞえ たく)議員プロフィール 運営主体:参議院/確認内容:生年月日、京都府向日市生まれ、最終課程、東京都選挙区、当選回数、2026年の委員会・役職。
- 2016年3・4月号外 山添拓パンフレット 運営主体:日本共産党東京都委員会/東京民報社/確認内容:「家族は妻」、大田朝子さんのパートナー紹介、趣味、好きな食べ物、子ども時代、陸上部、鉄道写真、年間5000枚超、第三者から見た性格。
- 京都解放戦士の碑合祀追悼祭に参加 運営主体:山添拓公式サイト/確認内容:母親の死去、本人の希望で葬儀・告別式を行わなかったこと、母親の元同僚との交流。
- 北海道新幹線の光と影 運営主体:山添拓公式サイト/確認内容:鉄道写真への思い、急行はまなすの撮影、本人撮影写真に対する言及。
- 本人公式X投稿 運営主体:山添拓公式X/確認内容:2020年11月の鉄道写真撮影時の線路横断について、本人が経緯と反省を説明した投稿。
- 憲法をいかした政治で 希望ある未来を切り拓きます/山添拓 PV(short.version) 運営主体:山添 拓チャンネル/確認内容:「自分らしく、人間らしく」という価値観、本人の話し方・表情。
- 日本共産党・山添拓さんに訊く。政治はLGBTQ+をめぐる状況をどう変えていけるのか? 運営主体:GQ JAPAN/確認内容:両親の離婚、母親との2人暮らし、親子別姓、パートナーとの事実婚・別姓、家族観。
- 迷惑系「撮り鉄」マナー対策、鳥取県で“独自ルール”制定 「鉄道愛好家として好意的な印象」山添拓議員も納得の中身とは 運営主体:弁護士JPニュース/確認内容:鉄道写真趣味、撮影マナーに関する本人発言、2020年の線路横断の振り返り。
- 山添拓氏の2022年参院選事務所開きに関する記事 運営主体:スポーツ報知/確認内容:父・悦男さんが当時66歳で京都から事務所開きに参加したこと、父子双方のコメント。原記事は取得時にアクセス制限があったため、原記事URLと複数の引用記事で照合。












































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