英利アルフィヤさんは、福岡県北九州市に生まれ、子どもの頃から日本、中国、米国など異なる文化の中で暮らしてきました。2026年9月時点では衆議院議員3期目として活動しています。外務大臣政務官を務めていましたが、9月18日の第2次高市改造内閣の政務官人事で交代しています。
国際的な肩書きが目立つ一方、休日は江戸川を自転車で走り、コーヒーを片手に散歩し、ポケモンや桃鉄、ジブリ作品も好きという親しみやすい一面があります。結婚、家族、国籍、若い頃から現在の日常まで、英利アルフィヤさんの人柄が見えるエピソードを紹介します。
- 忙しくても友人や家族との時間を作る。コーヒー片手の散歩や電車の一人旅も好む。
- セーラームーン、ゲームボーイ、ポケモン、桃鉄が好き。10歳から上海・広州で生活。
- 誰とでも友達になれる、好奇心が強い。細かすぎる時があり、運動は苦手と自己紹介。
英利アルフィヤの結婚は?本人は「独身女性」と語っていた
英利アルフィヤさんの結婚について、本人の言葉で確認できるのが自民党の女性議員紹介インタビューです。国会議員となり生活が一変した時期について、「一人暮らしの独身女性」として議員生活に慣れることも大変だったと振り返っています。
一人暮らしの独身女性
出典:自由民主党「英利アルフィヤ 衆議院議員|議員紹介|政治にもっと女性の力を OurChallenge」(公開日記載なし)
この発言は、議員になった頃の生活を振り返ったものです。2026年9月時点の本人公式プロフィールには、配偶者についての記載はありません。
結婚について本人が明確に語っている公開情報としては、議員生活を始めた頃の「一人暮らしの独身女性」という説明があります。
私生活では、結婚の話よりも家族や友人との時間についてよく語っています。忙しい政治活動が始まってから、仕事以外の時間が減ったことで、むしろ身近な人の大切さを改めて感じるようになったそうです。
英利アルフィヤの家族構成
英利アルフィヤさんについて、公開情報からは父親と母親の存在が確認できます。父親はウイグル系日本人、母親はウズベク系日本人です。
父親・英利アブライティは日本で博士号を取得
父親の名前は英利アブライティさん。20代で博士課程への留学のため日本へ渡り、博士号を取得しました。その後はTOTOに入社し、約23年間勤務しています。
TOTOでは最終的に上席執行役員を務め、その後ニトリへ移り、2023年半ばまで執行役員を務めました。アルフィヤさんが小学校5年生の頃に海外生活を始めたのも、父親の仕事による転勤がきっかけでした。
幼い頃、両親から繰り返し伝えられた言葉の一つが「女の子はなんでもできる」でした。本人は、時に厳しく育ててくれた両親への感謝を公式プロフィールに記しています。
母親はウズベク系日本人
母親はウズベク系日本人です。英利アルフィヤさんがまだ6歳だった頃、母親と一緒に海外旅行へ出かけた時の出来事が、その後の人生に長く残りました。
旅先で出会ったのは、学校で使う鉛筆を買うため、夏休みにロバ車を運転して働く同い年の6歳の子どもでした。母親に通訳してもらって会話したアルフィヤさんは、「自分は夏休みに遊んでいるのに、なぜこの子は一緒に遊べないのだろう」と大きな衝撃を受けます。
学校でユニセフ募金を経験していたこともあり、この出来事から国連やユニセフのような場所で働きたいという思いが芽生えました。大人になって実際に国連職員になるより、ずっと前の原点です。
英利アルフィヤの実家と家族のルーツ
英利アルフィヤさんは福岡県北九州市生まれです。両親はウイグル地域にルーツを持ち、父親がウイグル系、母親がウズベク系。1999年に両親と一緒に日本へ帰化しました。
現在、本人が「実家」と呼んでいる家は千葉県の房総エリアにあります。休みが取れた時には房総へ出かけ、九十九里浜で海を眺めることも好きだと紹介しています。
国籍は日本|小学校5年生で家族と帰化
国籍については、本人側が日本国籍のみを所有していると明確に説明しています。生まれた時は外国籍でしたが、小学校5年生の時に両親とともに日本国籍を取得しました。
帰化する前、父親から「これから家族で日本人になるけど、どう思う?」と聞かれた時の返事を、本人は後にブログで振り返っています。
私はずっと日本人だったよ
出典:えりアルフィヤ公式ホームページ「名前を失うということ」(2022年6月6日)
初めて日本のパスポートを手にした日の感動も、鮮明に覚えているそうです。幼い頃から自分を日本人だと捉えていた本人にとって、国籍と自分自身の感覚が重なった出来事でした。
「英利」が名字、「アルフィヤ」が名前
名前にも、子どもの頃からの体験が詰まっています。「英利」が名字で、「アルフィヤ」が名前。生まれた時につけられたウイグル語の名前はArfiyeで、中国語では「阿丽菲亚」と登録され、日本へ帰化した際の戸籍名は「英利アリフェヤー」となりました。
その後、上海・広州のアメリカンスクールへ通い始めた時、本人は先生に「本当はアルフィヤなんだ」と説明しました。担任は学校で使う名前をすぐ「Arfiya」に変え、自分の名前なのだから自分で主張していいと背中を押してくれたそうです。
戸籍では「アリフェヤー」、学校や仕事などでは本人の名前本来の読み方に近い「アルフィヤ」を使用しています。
英利アルフィヤの若い頃|10歳から始まった海外生活
子どもの頃の英利アルフィヤさんは、『セーラームーン』に憧れ、ゲームボーイやたまごっちで遊ぶ、ごく普通の小学生でした。特に好きだったゲームはポケモンと桃鉄。得意科目は国語と社会で、体育は苦手だったそうです。
生活が大きく変わったのは小学校5年生の頃。父親の転勤で、10歳から上海での海外生活が始まります。北九州で育ち、当時は日本語と少しのウイグル語しか話せなかったため、中国での暮らしは本人にとって完全な異文化でした。
上海ではアメリカンスクールへ転校し、まず英語を身につけるため勉強を重ねます。その後、広州のアメリカンスクールへ移った際には6年生を飛び級。自分より年上の生徒たちと同じクラスになり、早く馴染もうと人一倍努力しました。
英語が使えるようになるにつれて友人も増えていきます。高校時代には学生の意見を学校運営へ反映する仕組みを提案し、学生投票を経て校内で初めての日本人生徒会長になりました。
両親の実家があるウイグル地域を訪れ、現地の子どもたちに英語を教えたこともあります。幼少期に母親との旅で芽生えた「世界の子どもたち」への関心が、少しずつ自分自身の行動へ変わっていった時期でした。
違う考え方に囲まれた学生時代
広州の学校に通っていた中学生の時には9.11米同時多発テロ、高校生の時にはイラク戦争が起きました。教室にはアメリカ、日本、韓国、華僑文化圏、イスラム文化圏など、さまざまな背景を持つ生徒がいました。
意見がぶつかるテーマでも、教師たちは「本当はどうなのか、もう一度考えよう」と生徒たちに促しました。本人は、異なる立場の人が同じ教室で話した経験をこう振り返っています。
攻撃し合うのではなく、理解することができた。
出典:国際開発ジャーナル社「【国会議員の目】衆議院議員 自由民主党 英利アルフィヤ氏」(2024年2月16日)
その後、米国のジョージタウン大学へ進みます。初めての米国生活ではカルチャーショックも多く、西洋中心の考え方を基盤にした授業にも戸惑いました。
そこで自分の問題意識を研究へ向け、ウルムチの消費文化と現代ウイグルのアイデンティティーを考察する論文を執筆。研究成果は学会でも発表されました。
大学では、国際生徒・留学生会会長、中央アジア会会長、外交政策学院学術評議会の学生代表、寮長なども担当しています。自分自身が留学生として馴染みにくさを経験したことから、大学の国際化や多様化にも関わりました。
当時の指導教員だったジョージタウン大学のジェームズ・ミルワード教授は、元教え子のアルフィヤさんについて、次のように評しています。
a brilliant young woman, full of ideas.
出典:Radio Free Asia「Japanese woman of Uyghur origin wins seat in Japan’s parliament」(2023年4月24日)
学生時代には、ワシントンのシンクタンク、国連日本政府代表部、WHO本部、中国シティバンクなどでもインターンを経験。ウイグルの草原ではカザフ族の人々と暮らし、馬の乗り方や牛の乳の搾り方などを教わったこともありました。
英利アルフィヤの趣味・好きなもの
堅い国際政治の話から離れると、英利アルフィヤさんの休日はかなり身近です。代表的な趣味は江戸川サイクリング。時間が空くと自宅から自転車で江戸川へ向かい、河川敷でスカイツリーを眺めたり、川沿いでぼんやりしたりして過ごします。
実家のある房総エリアへ行けば、九十九里浜で海を眺めます。ディズニーランドも大好きですが、忙しくなってなかなか行けないことを「少し辛い」と紹介しているほどです。
食べ物では、市川の梨、ディズニーランドのスイーツ、ドーナツが好物。料理も趣味と特技の両方に挙げています。
2023年には、約半年ぶりにNetflixを見る時間ができ、ドラマ『離婚しようよ。』を視聴したことをXへ投稿しています。忙しい日々の中で久しぶりにドラマを楽しんだ、日常の一場面でした。
読書では国際関係の本を好みますが、それだけではありません。映画や演劇、アニメ、ゲーム、ひとり旅まで幅が広く、一人で電車に乗って出かける時間も好きだと紹介しています。
7言語を使い分ける一方、料理や踊りも得意
英利アルフィヤさんの特徴的な特技が語学です。公式プロフィールには、日本語、英語、中国語、ウイグル語、ウズベク語、トルコ語、アラビア語の7言語が並びます。
日本語は母国語。英語・中国語・ウイグル語は流暢、ウズベク語・トルコ語は中級、アラビア語は初級と紹介されています。
10歳から複数の国や地域で生活し、英語を一から学び始めた経験が、現在の語学力につながりました。本人は選挙時にも「7ヶ国語と国連で培った経験や人脈」について発信しています。
2026年8月には、イスタンブールのテュルク諸国機構事務局を訪れた際、オムラリエフ事務局長がキルギス語、アルフィヤさんがウイグル語を使って会話する動画も紹介しました。勉強した語学が実際の対話で使われている場面です。
語学以外では料理とウイグルの踊りも特技です。運動全般については「苦手」と自己評価しているため、サイクリングや踊りが好きという組み合わせは少し意外な一面でもあります。
英利アルフィヤの性格・人柄と私生活
本人が挙げる長所は「誰とでも友達になれる」「好奇心が強い」。一方、短所については「細かすぎるときがある」「運動が苦手」としています。自分の得意な部分だけでなく、苦手なところもかなり率直に書いています。
海外の学校で言葉が通じず苦労した時には英語を学び、飛び級で年上のクラスへ入った時には周囲に馴染もうと努力しました。大学では留学生としての居心地の悪さを経験した後、自ら国際生徒・留学生会の活動へ入っています。
2026年の選挙期間中には、昔から仕事を共にする政治家から見た人物像を本人のXで紹介。「明るく元気で気さく」「真摯」といった言葉が並びました。
仕事の日はかなり早い生活です。自民党の議員紹介では、午前6時起床、6時30分から地元駅前、永田町で会議や委員会、本会議、地元関係者との面会、夕食会などを経て、午後10時就寝という一日の例が紹介されています。
選挙も体力勝負でした。本人は最初の衆議院補欠選挙で、朝から夜まで走り回る活動を続けた結果、身体に思わぬ負担が出たことを明かしています。
私は最初の衆議院補選の時に疲労骨折してしまいました。
出典:政治ドットコム「普遍的価値観を守る外交を。自民党・英利アルフィヤ議員インタビュー」(2025年5月12日)
そんな忙しい生活の中で、本人が改めて大切だと感じたのが友人と家族でした。政治家になった直後は仕事以外の時間をほとんど作れなかったため、その存在の大きさを実感し、今では忙しくても一緒に過ごす時間を意識して作っています。
2026年の年始には、平和や喜び、繁栄への願いとともに、新しい年へのメッセージを投稿しました。海外生活や国連勤務を重ねてきた人物ですが、日々のリセット方法は家族や友人、川、海、コーヒー、読書といった身近な時間です。
外務省の略歴に載っている座右の銘は「継続は力なり」。6歳で抱いた国際社会への関心から、10歳で始まった海外生活、語学習得、さまざまな土地での人との出会いまで、長い時間をかけて続いている言葉です。
英利アルフィヤ氏の「本人の言葉」から素顔を見る
家族や学生時代、趣味、価値観などについて、 本人が実際に語った言葉から、 人物像をさらに詳しく見ていきます。
外交で大切にする人との信頼
外交において、最後にものを言うのは、人と人との信頼です。
英利氏は外務大臣政務官を離任した際、外交の現場で最も大切にしてきたものとして、人と人との信頼を挙げています。
一票の重みを忘れない
仕事と個人の時間を切り分けたいという働き方の感覚
仕事の時間と個人の時間を切り分けられる活動を目指すべきです。
英利氏は、政治家にもワークライフバランスが必要だという文脈で、仕事と個人の時間を切り分けられる活動を目指すべきだと語っています。
- 英利アルフィヤ君 運営主体:衆議院/確認内容:氏名読み、選挙区、所属、当選回数、外務大臣政務官、出生地、主要な前職。
- 英利アルフィヤ外務大臣政務官略歴 運営主体:外務省/確認内容:生年月日、最終課程、日銀・国連、当選歴、2026年2月の外務大臣政務官就任、座右の銘。
- 幹部名簿 運営主体:外務省/確認内容:2026年9月1日時点で外務大臣政務官を務めていること。
- プロフィール 運営主体:えりアルフィヤ公式ホームページ/確認内容:家族のルーツ、若い頃、海外生活、語学、趣味、特技、好きな食べ物、好きな作品、休日、実家、性格、家族・友人との時間。
- 名前を失うということ 運営主体:えりアルフィヤ公式ホームページ/確認内容:1999年の帰化、父親との会話、日本国籍を得た時の記憶、アルフィヤという名前と戸籍名の経緯。
- えりアルフィヤに関する誤情報、偽情報に対しての訂正情報 運営主体:えりアルフィヤ公式ホームページ/確認内容:日本国籍のみであること、戸籍名、父・英利アブライティ氏のTOTO・ニトリ勤務歴。
- 英利アルフィヤ 衆議院議員 議員紹介 政治にもっと女性の力を OurChallenge 運営主体:自由民主党/確認内容:「一人暮らしの独身女性」という本人発言、リフレッシュ方法、一日の生活スケジュール。
- 外務省 国際機関人事センターNewsletter「小池絵未のNY発国際機関探訪」VOL.12 運営主体:外務省 国際機関人事センター/確認内容:6歳で母親と海外旅行した時の体験、子どもの頃に国際機関を意識したきっかけ、海外生活、学生時代、当時の第三者から見た人物像。
- 普遍的価値観を守る外交を。自民党・英利アルフィヤ議員インタビュー 運営主体:政治ドットコム/確認内容:政治活動での生活、衆院補選での疲労骨折、働き方についての本人発言。
- 【国会議員の目】衆議院議員 自由民主党 英利アルフィヤ氏 運営主体:国際開発ジャーナル社/確認内容:父母のルーツ、広州の学校生活、多様な背景の同級生との経験。
- Japanese woman of Uyghur origin wins seat in Japan’s parliament 運営主体:Radio Free Asia/確認内容:父がウイグル系、母がウズベク系であること、7言語、ジョージタウン大学教授による人物評価。














































ポケモン、桃鉄、こち亀、ジブリ作品、『君の名は。』、名探偵コナン。電車での一人旅、映画・演劇鑑賞、コーヒーを持っての散歩も好きです。