2026年9月時点で、東京都知事3期目を務める小池百合子さん。記者会見や選挙で見せる姿からは、歯切れのよい話し方や緑を取り入れたファッションの印象が強いかもしれません。
けれど、政治家になる前までさかのぼると、兄と野球をして遊んだ少女時代、母に背中を押されて海を渡った日々、22歳で経験した学生結婚、自分で麺からうどんを作ったカイロ生活など、かなり幅の広いエピソードが残っています。
テレビで見慣れた「小池都知事」とは少し違う、一人の人としての小池百合子さんを見ていきます。
- 好きな服を長く大切に着用。母の着物をリメイクし、料理や犬との時間も楽しむ。
- 兄とチャンバラや野球をして遊び、バービー人形やバイオリンにも親しんだ。小学1年から中学3年までガールスカウト。
- 本人は「人生は一回なので、やりたいことを」と語る。母からは「他人と同じじゃつまらない」と教えられた。
小池百合子の家族構成
父・勇二郎は国際情勢を語る事業家
父は小池勇二郎さん。石油や貿易に関わる事業を営んでおり、仕事柄、海外や国際情勢に敏感な人物でした。
家庭でも、子ども相手だからと話を簡単にするタイプではなかったようです。世界情勢、日本と石油の関係、外国とのつながりについて、食卓でも話していました。
島国である日本が生きていくためには、世界との繋がりが不可欠
出典:小池ゆりこオフィシャルサイト「プロフィール」(公開日記載なし)
父は政治にも強い関心を持ち、小池さんが17歳のころには自ら衆議院選挙へ立候補しています。家庭の中に政治と世界の話題がごく普通にあったことになります。
母・恵美子は60歳を過ぎてカイロで店を開いた
母の小池恵美子さんは、娘に「自分の足で歩くこと」を求めた人でした。人と同じである必要はなく、自分でできるものを持つことを大切にしていました。
それを言葉だけで終わらせなかったのが母の面白いところです。60歳を過ぎてからエジプト・カイロで日本食レストラン「なにわ」を開店。家族の反対も押し切って始め、長く店を続けました。
小池さんが日本の大学を離れてエジプトへ行きたいと伝えたときも、母は反対するどころか、その選択を後押ししています。
両親との別れについては、後年、小池さん自身が介護を経験した立場から語っています。
2歳上の兄とはチャンバラや野球
小池さんには2歳上の兄がいます。幼いころの遊び相手はこの兄で、家の中でおとなしく過ごすより、チャンバラや野球をして遊ぶことが多かったそうです。
一方で、人形遊びも大好きでした。特にお気に入りだったのがバービー人形。子どものころに集めた人形を、大人になってからも大切に持っています。
小池百合子の旦那は?22歳で学生結婚し離婚
カイロで学んでいたころ、小池さんは私生活でも大きな決断をしています。
私は22歳で、同じカイロ大の日本人留学生で3歳上の男性と結婚しました。
出典:サンケイスポーツ「小池百合子氏の学生結婚についての手記」(2017年4月28日)
結婚したのは22歳のとき。相手は同じカイロ大学で学んでいた3歳年上の日本人留学生でした。異国で暮らすなか、頼りになる存在だったと本人は振り返っています。
結婚期間は約3年、進む道が分かれて離婚
結婚生活は長くは続きませんでした。本人によると結婚期間はおよそ3年で、実際に一緒に暮らしていたのは1年余りでした。
夫は留学途中でサウジアラビアへ行って働く道を選択。一方、小池さんはカイロで学び続けることを選びました。どちらかが相手の進路へ合わせるのではなく、それぞれが自分の道へ進み、離婚しています。
結婚生活について、恨みや失敗として振り返っているわけでもありません。結婚を一度経験したことで、その後の人生で焦ることがなかったとも語っています。
子どもはいない|2024年には自身の体験を公表
小池百合子さんに子どもはいません。過去のインタビューでは、家庭や子どもを持ちたいと思った時期があったことも率直に話しています。
2024年には、子どもや出産について語るなかで、それまで広く知られていなかった自分自身の体験を公式Xで明かしました。
結婚や出産を「こうするべきだった」と単純に決めつけず、自分が選んだ仕事と、持ちたかった家庭の両方について話しているところは、小池さんの私生活を知るうえで印象的です。
小池百合子の実家と自宅「エコだハウス」
兵庫県芦屋市で育った
小池さんは兵庫県芦屋市で生まれ育ちました。中学・高校時代には、父が国政選挙へ立候補したことで自宅に多くの人が出入りするようになり、兄妹で別棟に移って生活したこともあります。
一般的な家庭ではなかなか経験しない出来事です。選挙活動が始まると、自宅そのものの使われ方まで変わる環境の中で10代を過ごしていました。
練馬区に建てた省エネ住宅
東京での生活拠点として知られているのが、練馬区に建てた通称「エコだハウス」です。
太陽光発電やLED照明、断熱性を高める窓、日差しを調整する設備などを取り入れた省エネ住宅で、環境大臣を経験した本人が生活の中で環境対策を試せる家として造りました。
自分で体感するのが、人に伝える際に説得力を増すと思いますので
出典:テレビ東京「カンブリア宮殿」放送内容(2016年10月6日)
政策として訴えるだけでなく、まず自分の住まいで試してみる。小池さんの自宅には、そんな発想がかなり直接的に表れています。
小池百合子の若い頃|ガールスカウトやバイオリンに夢中
小学1年から中学3年までガールスカウト
小学1年生から中学3年生までの9年間、ガールスカウトで活動しました。
野外活動や準備、自分で考えて動く訓練を続けた長い活動です。政治家になってからも、当時身につけた考え方を忘れていないと本人は話しています。
小学生時代はバイオリンの発表会にも
小学生のころにはバイオリンも習っていました。華やかな特技として語るというより、本人の記憶に強く残っているのは、発表会で緊張したことや、練習してもなかなか上達しないと感じた時間です。
今の姿から想像すると、子どものころから何でも器用にこなしていたように見えるかもしれません。しかし本人が残しているのは、むしろ「うまくならない」と感じながら練習した記憶でした。
小池百合子の学生時代|スポーツと英語、カイロでの自炊生活
ソフトボールとESSに熱中
甲南女子中学・高校時代には、ソフトボールやESSの活動に取り組みました。ソフトボール部では、自主練習でピッチングを磨いていたと当時の顧問が振り返っています。
背が高かったことから、中学時代のあだ名は「ラージ」。お嬢さま学校というイメージのある学校で、英語とスポーツの両方に動き回る生徒でした。
卒業から長い年月がたった2014年には、昔の同級生との一場面を公式Xに残しています。
カイロでは麺からきつねうどんを作った
エジプトへ渡ってからは、日本とはまったく違う暮らしが始まりました。日本食が簡単に手に入る環境ではありません。
きつねうどんが食べたくなったときには、材料がないからと麺そのものから自分で作ったことがあります。
私、何もないところで暮らすのは強いんですよ
出典:Smart FLASH「小池百合子に一問一答(2)」(2016年12月4日)
公式プロフィールに残る写真にも、小池さんらしい失敗談があります。卒業時にピラミッドへ登る目標を果たしたあと、急いで着物を着たため、着物の前合わせを逆にしてしまいました。本人は後年まで「悔やまれる」と書いています。
小池百合子のキャスター時代|アラビア語を武器にテレビの世界へ
カダフィ、アラファトへの取材がテレビ出演のきっかけ
帰国後はアラビア語の通訳や講師として活動しました。そこで転機になったのが、日本テレビの仕事でリビアのカダフィ書記長やPLOのアラファト議長への取材をコーディネートしたことです。
自分でアラビア語を使って現地の要人とやり取りできる。その能力がテレビの世界につながり、『竹村健一の世相講談』のアシスタントキャスターを務めるようになりました。
『ワールドビジネスサテライト』初代キャスターに
1988年にはテレビ東京『ワールドビジネスサテライト』の初代キャスターに就任。日本初の女性経済キャスターとして、ニュースを伝える側に立ちました。
イラク軍によるクウェート侵攻の際には現地取材を続け、友人らと日本人人質の解放交渉にも関わっています。スタジオで原稿を読むだけではなく、アラビア語と中東で築いた人脈を実務でも使うキャスターでした。
小池百合子の趣味・好きなもの
母の着物を洋服へリメイク
服装で印象に残ることの多い小池さんですが、趣味の一つは買い物ではなく、母から残された着物を生かすことです。
もともと服そのものも、流行のたびに買い替えるタイプではありません。20年前の服を着ることもあり、好きなものを長く使うことを大切にしています。
ユーミンは「青春そのもの」
音楽では松任谷由実さんの曲を昔から聴いていました。エジプト留学中もカセットテープで聴いており、本人の言葉ではユーミンは「青春そのもの」です。
2017年に『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』へ出演した際には、『中央フリーウェイ』と『卒業写真』をリクエスト。初対面ながら同世代トークで盛り上がりました。
カラオケでは『涙そうそう』や『川の流れのように』を歌うと話しており、かなり幅広く日本の歌を楽しんでいます。
好きな食べ物は麺類、特にうどん
食べ物については、本人がラジオで好みをはっきり答えています。
麺類が好きですね。関西人なので、うどん好きです。
出典:ニッポン放送 NEWS ONLINE「松任谷由実・小池百合子生対談!」(2017年2月25日)
別のインタビューでは、ラーメンよりもそばなどのあっさりしたものを好むと回答。自宅では突然ホットケーキが食べたくなって自分で焼いたり、カボチャのスープを作ったりすることもあるそうです。
最近読んで面白かった本は『失敗の本質』
2024年の東京都知事選でTBSラジオが候補者へ行ったアンケートでは、「最近読んで面白かった本など」という問いに、ダイヤモンド社の『失敗の本質』を挙げています。
趣味として大量の本を紹介するタイプではありませんが、組織がなぜ失敗するのかを分析する本を挙げたところに、仕事中心の読書傾向が表れています。
小池百合子の性格・人柄と私生活
「人生は一回なので、やりたいことを」
小池さん自身は、自分の人生を振り返った2024年のインタビューで、女性初という肩書きそのものには強くこだわっていないと話しています。
人生は一回なので、やりたいことをやろうと。
出典:週刊女性PRIME「小池百合子、3選目指し東京都知事選に出馬!」(2024年6月19日)
母からは「他人と同じじゃつまらない」と教えられ、自分では競争の激しい方向へ皆と一緒に進むより、まだ人の少ない分野を選んできたと説明しています。
座右の銘は「そなえよつねに」
長く大切にしている言葉は、ガールスカウトのモットーだった「そなえよつねに」です。
何かが起きてから慌てるのではなく、あらかじめ考えて自分で動けるようにする。その言葉を少女時代だけの思い出にせず、本人は今も座右の銘として挙げています。
家に帰ったら掃除で気分転換
忙しい生活の中でリラックスできるのは「家に帰った瞬間」。そこで何をするのかと聞かれると、答えは掃除でした。
掃除を気分転換にしているというのは、都知事としての姿からは少し意外な日常です。スポーツはテニスとゴルフを自分ですると答えています。
犬も好きです。長年かわいがったヨークシャーテリアの「ソウちゃん」は2021年に亡くなり、2024年には新しく迎えたヨークシャーテリアの「メイちゃん」を抱いて自宅から出勤する姿が報じられました。
緑は「好きな色」ではなく「闘うための色」
小池さんといえば緑色の服を思い浮かべる人も多いですが、本人が本当に好きな色として挙げたのは紺やブルー系です。
本人によると、緑は「闘うための色」。好きだから身につけているというより、人前に出るときのスイッチに近い色でした。
そして、完璧に隙なく暮らしているわけでもありません。2012年には、買ったばかりの万歩計をうっかりトイレに落としてしまいました。
小池百合子氏の「本人の言葉」から素顔を見る
家族や学生時代、趣味、価値観などについて、 本人が実際に語った言葉から、 人物像をさらに詳しく見ていきます。
睡眠は7時間ほど
実はお酒は強くない
じつは、あまり飲めないんです。乾杯の音頭は上手なんですけどね(笑)
小池氏は酒豪というタイプではなく、本人によればお酒はあまり飲めない一方、乾杯の音頭は得意だとユーモアを交えて答えています。
愛犬に起こされる朝
でも『今日はゆっくり寝たいなあ』なんて日に限ってワンコのソウちゃんが寄ってきて、朝早く起こしてくるんですよ(笑)
小池氏は忙しい日々の中でも、ゆっくり寝たい日に限って愛犬のソウちゃんに朝早く起こされると笑いながら語っています。
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- 小池百合子のプロフィール 運営主体:小池ゆりこオフィシャルサイト/確認内容:生年月日、出生地、両親の人物像、ガールスカウト、カイロ生活、キャスター時代、公職履歴、公式人物エピソード。
- 知事の部屋 運営主体:東京都/確認内容:2026年9月時点で小池百合子氏が東京都知事として活動していること。
- 特別顧問挨拶 運営主体:都民ファーストの会/確認内容:小池百合子氏が都民ファーストの会特別顧問であること。
- 「小池百合子、3選目指し東京都知事選に出馬!」 運営主体:週刊女性PRIME/主婦と生活社/確認内容:2歳上の兄、幼少期のチャンバラ・野球、バービー人形、両親から受けた影響、「人生は一回」という本人発言。
- 小池百合子都知事 同級生明かす過去、「あだ名はラージ」 運営主体:女性自身/光文社/確認内容:父・勇二郎、母・恵美子、あだ名「ラージ」、ソフトボール部、英語サークル、学生時代の関係者証言。
- 小池百合子に一問一答(1)カラオケの十八番は『涙そうそう』 運営主体:Smart FLASH/光文社/確認内容:掃除、カラオケ、飲酒、好きな食べ物、自宅での過ごし方。
- 小池百合子に一問一答(2)搭乗予定の飛行機が2度も墜落 運営主体:Smart FLASH/光文社/確認内容:テニス、ゴルフ、犬、料理、服を長く着る習慣、好きな色、カイロで麺からうどんを作った話。
- 松任谷由実・小池百合子生対談! 運営主体:ニッポン放送 NEWS ONLINE/確認内容:好きな麺類、うどん、ユーミンの音楽、母のカイロでの店、犬についての本人発言。
- 小池百合子氏、子宮全摘出の過去「喪失感を覚えた」 運営主体:ENCOUNT/確認内容:40代の子宮筋腫、子宮全摘出、手術後の本人の思いを2024年に公式SNSで公表したこと。
- 辰年生まれの小池百合子さんが着る正月きもの 運営主体:家庭画報.com/確認内容:母が残した着物・羽織のリメイク、デザインを考える時間が気分転換になっていること。
- 都知事になった小池百合子氏は、古巣「テレ東」で何を語ったのか? 運営主体:テレビ東京『カンブリア宮殿』内容配信/ライブドアニュース/確認内容:自宅「エコだハウス」の設備、自ら省エネを体感する理由、WBS初代キャスター時代。
- 東京都知事選挙・投票のヒントに~候補者・独自アンケート結果 運営主体:TBSラジオ/確認内容:2024年に最近読んで面白かった本として『失敗の本質』を挙げたこと。














































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